配本申請した本は、いつ配信される?

ストア配本サービスで申請した本は、ストアによって販売開始時期が異なります。

尚、BCCKSからストアへの申請手続きは3営業日以内に行います。
申請した本が、ストアで発売されたかどうか知りたい場合は、配本先ストアにて本の「タイトル」や「著者名」で検索してご確認ください。

個別の出版社名を使用して配本を行う場合、ストアによっては、初回のみ出版社登録手続きのために上記に加えて2~4週間ほどお時間をいただきます。

販売開始時期を過ぎても本が配信されない場合は、こちらのお問い合わせより申請した本のタイトルと、申請日をご連絡ください。

EPUBをつくるには?

BCCKSのエディタでデータ本をつくり、発行すると、自動的にEPUB 3も生成されます。
エディタで本の発行時に、『EPUB』という項目で設定ができ、そこで確認用のEPUB 3をダウンロードする事もできます。
確認用のEPUB 3には、表紙の次のBCCKSからの情報頁に『このEPUBはプレビュー用に仮発行されたものです。』という1文が入ります。この1文は、本を公開し、本のパーマリンクからダウンロードする場合には入りません。
データ本をBCCKSで公開すると自動的にEPUBも公開され、本のパーマリンクから、他者が自由にダウンロードできるようになります。

EPUB 3をダウンロードさせない機能や、EPUB内の「BCCKSからの情報」頁の削除は、プレミアムプランで対応しております。

EPUBの読書環境について

BCCKSで書き出されたEPUBは『EPUB 3』に準拠した形になっております。
EPUB 3対応のリーダーでご覧ください。

また、BCCKSでは以下の環境で動作確認を行っております。

  • Readium Version 0.9.1(Google Chrome拡張機能)
  • iBooks ver 3.2 iOS 7.0.4
  • kobo glo
  • Kindle Paperwhite(KindleGenでmobiファイルに変換)

上記のリーダー以外でもEPUB 3対応のリーダーであれば本を読む事ができます。

各リーダーの仕様によって異なった表示になる事があります。
画像サイズが正しく反映されない、表紙が連続して表示される等。

BCCKS版のEPUB3はどう表示される?

BCCKS版のEPUB 3は、BCCKSの仕組みに最適化されているデータを書き出して、EPUB 3に対応したリーダーで読めるようにしたものです。

BCCKSでの本の表示から大きく変わらないように、縦書きでつくられた本は縦書きにする等、可能なレイアウトや文字組みは反映されるように設計しています。
ただし、EPUB 3というフォーマット自体の表現力や、各社リーダーの性能やレイアウトスタイルやタグへの対応状況に依存するので、文字組や禁則、画像レイアウトなど、BCCKSで実現している組版やレイアウトが再現されるものではありません。

データ本をBCCKSのリーダーで見た際に実現している紙面レイアウトの中で、BCCKS版EPUB 3を標準的なEPUB 3対応リーダーで確認し、表示が可能だったものは以下になります。

標準的なEPUB 3対応リーダーで表示確認できた機能

  • 縦書き右開き、横書き左開き
  • 字下げ、引用
  • ルビ
  • 版面設定(※一部のリーダーで、リーダー側に設定された版面に強制的に変わる)
  • 縦組の本の中で横組を使う、又は逆(※一部のリーダーで、途中から表示されなくなる不具合)
  • 本文の強調弱調(※一部リーダーで、文字がボールドにならない)
  • 本文の縦中横(※iBooksなどの一部のリーダーでは未対応)
  • 画像サイズXS〜XL(※一部のリーダーでは未対応)
  • 画像の寄せ方向(※一部のリーダーでは未対応)

標準的なEPUB 3対応リーダーで再現できなかったもの、反映されないもの

  • 判型設定(※判型はリーダーに依存)
  • 本文の2段組、3段組(※EPUB側の対応が不完全なのではずしました)
  • 禁則処理(※リーダーに依存)
  • 背表紙(※EPUBには標準的に背表紙が無いのではずしました)
  • 画像見開き置き
  • 画像頁置き(※頁置きに近い形に表示されることはあります)
  • 縦書き時、画像の下に本文を表示させる
  • 画像のキャプション、クレジットの付き方(※画像の次に書かれるようにしています)
  • 余白パネル「改段」「改頁」「見開改頁」「白頁挿入」(※エントリーを分けると改頁されます)

配本した本の電子書籍リーダーでの見え方は?

外部電子書籍ストアに配本されるのは『EPUB3ファイル』となります。

EPUB3版の表示はBCCKSのデータ本(サイトやアプリで読める本)とは異なります。EPUB3フォーマットで現状可能なレイアウトについては反映されるように設計していますが、フォーマット自体の表現力や、各社リーダーの性能、レイアウトスタイルやタグへの対応状況に依存するので、文字組や禁則、画像レイアウトなど、BCCKSで実現している組版が完全に再現されるものではありません。
例えば、縦書き右開/横書き左開、版面設定、文字修飾などの設定は反映されますが、二段組や三段組、画像見開き置き、画像へのキャプションの付き方、余白パネルなどは、違った表現になります。

その為、可能な方は配本申請前にご自身で、配本予定のストアのリーダーで表示確認する事をお勧めします。検証には、BCCKSで作成されたEPUB3ファイルを以下の方法で各リーダーに取り込むことで確認できます。

  • 楽天<kobo>:ファイルをkobo実機やkoboアプリに転送する
  • Kindle:ファイルをKindlePreviewerでmobi形式に変換し、Kindle実機やkindleアプリに転送する
  • Apple Books:ファイルをApple Booksアプリに転送する

ストア配本用のEPUB発行について

ストア配本サービスで配本申請する前に、ストア配本用EPUB発行をしてください。
以下の手順になります。

この対処をする事によって、ストア配本サービスをご利用いただく際に、EPUBチェックで発生するエラーを減らす事ができます。
記事データを全て再保存し、最新の状態にしてEPUBを再作成しますので、発行に時間がかかる場合があります。

  1. 申請予定の本をエディタで開きます。
  2. 最上段左上[保存/発行]ボタンを押します
  3. ダイアログ右上[発行]ボタンを押します
  4. 『EPUB設定』のストア配本用EPUB発行にチェックを入れて、本を発行してください。

EPUBの総扉を1ページにしたい

BCCKSが採用した「リフロー型EPUB」では、画面のサイズやリーダー側の文字サイズ設定によって1ページに入る文章や画像などの量が変化し、本の内容量によってページ数が増減します
その為、EPUBで総扉を1ページに収めたい場合は次のような編集が必要です。

  • 画像を1枚のみにする
  • 文章なら1ページに収まる文字量にする

特に、文字量を調整して1ページに収める場合、文字サイズ設定を大きくした場合や、小型のデバイスでは1ページの文字量が減る事を考慮してください。

画像にする場合、BCCKSの本の総扉の画像パネルは、デフォルトでは非表示になっているので、表示させて使ってください。

設定に注意が必要です

また、BCCKSのデータ本(BCCKSのサイトやアプリで読める本)の「総扉」や「奥付」設定は以下の通りです。

見開きページ表示の判型
文庫、新書、10inch、A5変型、等
1ページのみ表示する。あふれた要素は表示されない。
単ページ表示になる判型
iPhone、iPad、Android4inch、Android7inch、等
内容量に応じてページが増える。あふれた要素が次のページに表示される。

BCCKSの見開きページ表示のデータ本で、1ページに収まっているように見える場合でも、単ページ表示やEPUB版では複数ページになってしまう事がありますので注意してください。

BCCKSの本をKindleで読むには

BCCKSの本をKindleで読むには、BCCKSからEPUB形式のデータをダウンロードし、アプリケーション「Kindle Previewer」でKindle形式(mobiファイル)に変換します。

BCCKSで作成したEPUBファイルは、KDP(Kindle Direct Publishing)にそのままアップすることができます。KDPに本をアップする方法は、こちらをご覧ください。

BCCKSからEPUB形式のデータをダウンロードする

ご自分の著書の場合、書斎TOPの本の下にある[EPUB入手]ボタンをクリックすると、その本のEPUBデータがダウンロードフォルダにダウンロードされます。
発行済みの本のみ[EPUB入手]ボタンが表示されます

[EPUB入手]ボタンをクリック
[EPUB入手]ボタンをクリック

他のユーザーの本のEPUBが入手可能な場合、パーマリンクページの本のサムネイルの下に[EPUB版を入手]ボタンが表示されます。クリックすると、その本のEPUBデータがダウンロードフォルダにダウンロードされます。

[EPUB版を入手]ボタンが表示されます
[EPUB版を入手]ボタンが表示されます

Kindle PreviewerでEPUBをKindle形式に変換する

  1. まず、「Kindle Previewer」のページに行き、お使いのパソコンのOSに合ったバージョンをダウンロードし、インストールしてください。
  2. 起動すると、下のような画面が表示されますので、[本を開いてプレビューする]をクリックして、先ほどダウンロードしたEPUBファイルを選択してください。
  3. ファイルを選択すると、EPUBがKindle形式に変換され、もとのEPUBファイルと同じフォルダの中に新しくフォルダが作成され、その中にKindle形式のファイルが出力されます。
kindle Previewerのウィンドウ
EPUBファイルをKindle Previewerのウインドウに直接ドラッグ&ドロップして変換することもできます

表示を確認する

Kindle用ファイルの出力と同時に、出力されたファイルがKindleでどのように見えるかのプレビューが表示されますので、変換した本のKindleでの表示をご確認ください。Kindleでは、以下のように、レイアウトやページネーション、文字の表示など、BCCKSでの表示と異なった表示になる部分があります。

BCCKSでの表示例
BCCKSでの表示例
同じページをKindleで表示した例
同じページをKindleで表示した例

Kindleにファイルをコピーする

お持ちのKindleをパソコンに接続し、変換出力されたファイルをKindleにコピーすると、Kindleで本が読めるようになります。