ストア配本サービスルールおよび規約の変更のお知らせ

ストア配本サービスをご利用の著者様へ

いつもご利用いただきありがとうございます。

BCCKSがストア配本サービスをはじめて4年が経過し、多くの著者の方にご利用いただけるようになり、お預かりする書籍もかなり増えてまいりました。先日、KindleおよびKDDIブックパスについてのルール変更を行ったばかりではありますが、これまでの運用を経て、BCCKSからの配本形態が配本先ストアの運営方針と合わなくなってきた部分を是正するため、今回全体のルール変更を行わせていただくことに致しました。

1.法人登録(出版社名登録)ができなくなります

ストア配本者設定で法人登録の受付を停止します。

電子書籍ストアで固有の出版社からの出版物として登録するため、これまでBCCKSではストア配本者設定での法人登録を受け付けてきましたが、出版社の登録はストアごとに審査が必要であり、「登録まで非常に時間がかかる」「半年経っても出版社の登録がネックになり配本されない」といった事態が多々発生しておりました。

BCCKS経由の個別出版社としての配信は支払先の扱いが特殊な点やストアによっては出版社名そのものが表示されない点など実態と合わない部分も多く、ストア側・取次側に負担をかけていることも事実であるため、今回サービスとして受付を停止することを決定しました。

具体的には、今後の新規法人登録を停止します。また、2018年5月末までに販売先ストアでの出版社登録が終了していない法人様におかれましては、「BCCKS Distribution」からの販売とさせていただきます。

2.申請から30日以内の販売停止・更新申請を禁止します

ストア配本申請を行った書籍について、前回申請(新規配本、更新申請共に)から30日以内の販売停止申請、更新申請を原則禁止いたします。

このルール変更は、配本先ストアが書籍の登録作業を行っている時期の更新や配本停止申請が行われないようにして配信に係る関係各社の作業を円滑にするためのものですが、BCCKSを経由して配本されるすべての書籍および著者の信用性を他出版社と同等に保つためにも必要な方針だと考えています。

権利侵害の発覚による緊急差し止めなど、やむを得ない場合も考えられますので、30日以内の書籍についても特別対応として申請は受付けますが、今回の改定を受けて申請手続きの費用は以下のように変更します。

前回申請からの日数申請手数料
31日目以降更新・配本停止ともに5チケット
30日以内更新は50チケット
配本停止申請は禁止

これまで以上に、「完成した書籍」としてストア配本申請を行っていただくよう、お願い申し上げます。

電子書籍というデジタルならではの特性があるべき市場において、著者の皆様は出版活動の形態にも従来の出版を超えての自由を望まれているかとは思いますし、当社もそのように考えます。しかし、各ストアが商業出版社の商習慣を見据えて運営を行っている以上、それに一部合わせることでサービスの長期的な継続や個人出版という形態そのものの信用を確保するということが今回の改定の意図です。

あわせて「ストア配本サービス規約」も上記に係る個所を変更しております。
https://bccks.jp/about/distribution

ご不便をおかけすることにもなりますが、今後の本サービスの拡張も視野に入れた上での改定となります。
なにとぞご理解いただけますようお願い申し上げます。